立春を過ぎましたがまだまだ寒い日が続いてますね。2月17日は水連鉢の氷が一日中溶けず粉雪も舞いとても寒かったです。お水取りまでの一月弱耐えるしかないですね。でもその後に待望の春がやってきます。楽しみです。
さて前回掲載後もwalkerianaはぽつぽつとですが花を咲かせて楽しませてくれました。その中でよく咲いてくれた花をいくつか紹介させて頂きます。
1. C.wakeriana fma.perola 'Honey Drop Ⅱ'
私の選抜の雫変異個体です。一昨年の初花も1輪、昨年は咲かず、今年は咲いてくれましたが、また1輪でした。覆輪の赤とペタルの白のコントラストがきれいです。
2. C.walkeriana fma.perola 'Mana Ley Picote'
超有名な雫変異個体です。この個体の出現とオーキッドレイ園主の見識の深さにより雫変異がいかなるものかを我々に知らせてくれた、そういう記念すべき個体です。
3. C.walkeriana fma.perola 'Kaguta(輝夜)'
非雫変異個体同士の交配から出た雫変異個体で、蘭友の選抜です。かわいいでしょ。
4. C.walkeriana fma.perola-flamea 'Fukuju(福寿)'
私の選抜です。雫変異ねらいの交配で残念ながら雫変異は出ませんでしたが、真ん丸の花です。少し抱え咲きになってますが、それがより丸さを際立たせています。
5. C.walkeriana fma.perola-flamea 'Yamato'
11年前にAM入賞花同士を交換しました。オールバックという髪型がありますが、言葉のイメージとしてそんな感じの株を受け取り、10年目の昨年やっと花を見て、今年やっとこの花らしい花が咲いてくれました。ペタル幅のある良花です。
6. C.walkeriana tipo 'Acucal Carnaval'
大先輩の選抜で、きょうだいからはいくつかの雫変異個体が出ている血筋の良い花です。分かりにくいかも知れませんが、少しflamea様の色乗りが見られます。
最後に、R3-3で紹介したcoerulea雫変異個体の半神半人化ですが、今年は2輪とも正常に咲いてくれました。雫変異個体の遺伝子の不安定性を表していると思うのですが、半神半人化しても元に戻ると証明してくれました。