walkerianaの開花は益々減り、遂にnobilior var.amaliaeが咲き始めました。walkeriana tipo系4株と異常な咲き方をしたtrilabelo1株、そしてnobilior var.amaliaeの一番咲きを紹介します。
1. rubra 'Shinku'(深紅)
名前の通りコラムまで真っ赤です。今期2回目の開花ですが、1回目より形は悪かったもののより濃く咲いてくれました。
2. tipo 'Serena'
選抜者の某蘭園のオーナーが「面倒臭いので日本車の名前を順に付けた」その一つですが、今年はよく咲いてくれペタル幅は41mmあります。
3. fma.escura 'Francoise'
初花で、以前に紹介したFrancineのきょうだいです。コラムが濃くないので一旦tipoとしましたが濃色花で、NS100mm、ペタル幅は46mmあります。
後日蘭友より「黒っぽく見える」との連絡をもらい納得、forma を escura に変更しました。(3/14文章追加、forma変更)
4. tipo 'Queen Bear'
ペタルが展開した画像が撮れたので入れ替えました。(3/14文章変更、画像入れ替え)
5. trilabelo 'Azurita'
株が痛んでいて元気がないので花も今一つです。更にペタルの右上だけにリップ化が現れていません。これは雫変異でも見られる現象で、私の呼ぶ「半神半人」と同様の機序に基づくものと理解しています。
6. nobilior var.amaliae unnamed
先輩が高橋園芸で購入して私にくれた株です。側裂片とリップが癒合というか、括(くび)れなく続いていて個性的です。大株になっていて昨期の鞘が残ったまま花が咲きました。こんな場合、種は「しいな」(熟していない種)になっているとよく言われますが、大株の場合は熟した種が採れることも往々にしてあります。